知的財産への対価と専門家の自己投資


S&Cスペシャリストの河森直紀氏が、TMG Athleticsの個人オンラインコンサルティングサービスを受けて下さいました。この依頼を通して改めて考えた、知的財産に対する対価、そして

専門家としての自己投資について、思う事を記事に残そうと思います。

当然のことながら、河森氏の了承を得た上の記事であり、コンサル内容に関しては書きません。

S&Cつれづれ

という名のブログをご存知の方は業界内で多いと思います。著者は今回の依頼主である河森氏で、その充実した内容は、アメリカの大学院で修士を、オーストラリアの大学で博士号を修め、独立前は国内外のナショナルチームの指導に携わっていたという彼の学術的バックグラウンドと現場での経験を十分に反映しています。僕自身も定期的にチェックさせて頂いていて、事にストレングストレーニングに関しては、僭越ながら似た哲学をお持ちの方だと思っていました。

背筋が伸びた依頼

そのような経緯があり、彼の名前を申し込みフォームで確認した時、「彼ほどの専門家が僕から何を学ぼうとしているのだろう」と強い関心を持ったと同時に、その彼ほどの専門家がコンサルティングという定型のないサービスにも料金を払って学ぼうとする姿勢に、依頼を受けた僕の背筋が伸びました。それには知的財産への対価専門家の自己投資という二つの理由があります。

知的財産への対価

多くの情報が無料で手に入る時代です。それと同時に、知的財産に対する対価への意識が薄れていると思います。帰国してから1か月強、ありがたい事に色々な場所や人からお話を頂いています。しかし、その中には僕の知識や経験、つまり知的財産の提供を目的としながらも対価を払う意思がない、または示したがらない依頼もあり、そのような場合はお断りさせて頂いています。料金を提示した途端に連絡が途絶える、という事も少なくありません。氏ほどの経歴があれば「是非会いましょう」といったアプローチの仕方をする人も少なくないでしょう。そのような中で受けた氏からの正式な依頼に、一件のビジネス以上の意味を感じたことは言うまでもないと思います。

専門家の自己投資

トップアスリートや強豪チームのトレーニング、セミナーや技法の一部分をYoutube等で見る事ができるようになりました。ただ、それらはあくまで一般に向けた断片的な情報であり、専門家はそこからヒントやアイデアを得る事はあったとしても、学ぶ事はできないと思っています。系統立ったリソースに、当然発生する料金を払って学ぶ。それを続ける事。これは専門家を名乗る以上、義務だと思っています。すでに高いレベルの知識と経験を擁していながらも、この基本的な義務を継続実践している河森氏に対する僕の信用は高いです。これは今回コンサルを受けて頂いたからではなく、氏の自己投資に対するスタンスを知っているからです。

コンサルの事前準備と当日

60分という短い時間を最大限に活かすべく、事前にトピックを確認し、それに基づいた資料を準備をしました。冒頭で、コンサルは定型のないサービスと表現しましたが、個人の要望に合わせて系統立てたサービスにする事を目標としています。当日はZoomのスクリーンシェアの機能を使ってコンサルを進めました。

さいごに

僕自身、サービスを提供する身として恥じないよう、そして専門家としての義務を果たすべく、自己投資を続けていこうと思います。定期的で定額の収入が無くなった個人事業主となった今も、その義務が変わる事はありません。その思いを一層強く持つきっかけとなった今回のコンサルでした。

このエントリーは2日前に書きはじめましたが、一度筆(キーボード)を置きました。その理由は、知的財産への対価という部分に関し、自分自身を省みて反省するべき事があったからです。サービスを提供する側としてだけでなく、受ける側としてもプロでいられるよう、常に自分を見つめる事ができる人間であろうと思います。



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