講習会報告「熱中症予防の知識と実践」@裾野市文化センター


日本に帰国して10日に地元で開催した講習会。

告知期間2日間という企画でしたが、38名の方々が足が運んでくれました。

企画に至るまでの流れ、準備、講習会当日、そして無料開催について思うことをまとめます。


企画に至るまでの流れ

7月11日に帰国してから、関西のAirbnbを拠点にして家探しをしていました。そこでこの猛暑を体感し、滞在中の市内でのケースを含む熱中症による痛ましいニュースを連日見聞きし、猛暑が和らぐ気配がない事や、これから夏休みに入って部活動が活発になるタイミングという事を考えると、居ても立っても居られなくなりました。自分の生活の基盤が出来てから行動を起こしては遅すぎる、と。

熱中症対策は、生理学を含めた科学です。時間に追われて作成した資料や体験談中心の講習会を開くような無責任な事はできません。そこで、熱中症のエキスパートである細川由梨氏(@eurihosokawa ‏)に資料提供を打診し、電話で熱中症関連の講習会を行う際のアドバイスを頂いた上で、資料を提供して頂ける事になりました。餅は餅屋。僕自身、アスレティックトレーナーとして熱中症に対する知識や経験は積んでいるものの、それを専門的に研究されている方がつく餅に勝るものはありません。今回、僕は僕自身の経験や体験で運び方に色を付けた、その餅の運び屋でした。

自分の今後のスケジュールで講習会開催が可能だったのは、事務手続きの為に静岡の実家に戻るこの週末だけでした。そこで地元の市役所に顔が利く先輩に相談し(W田さん、ありがとうございました)、また利用可能そうな施設に連絡をとり、裾野市民文化センターの会議室を使用させていただくことになりました。期日の迫った予約であったにも関わらず、フレキシブルな対応をして下さった上に、市内活動のメールを使っての告知や、広告を印刷して館内に設置しておいてまでくださり、本当に感謝しています。

講習会当日

広告に最低決行人数1人と書いたのは冗談ではなく、1対1という状況にも備えていました。が、実際には計38名の様々なバックグラウンドを持つ方々が、市内市外、遠いところからは群馬、茨木、神奈川から参加して下さいました。記入して頂いたアンケートを見ると、TwitterやFacebookのSNSを通してこの講習会を知った、という声が目立ちました。告知をシェアしてくださった方々、ありがとうございました。1時間の講習会の内容で既知だった割合は平均約3割というアンケート結果だったので、正しい情報を伝えるという目的は達成できたと思っています。今後の参考になるフィードバックを沢山頂きましたので、今後に活かしていきます。

無料開催について思う事

無料開催という形には最後まで葛藤がありました。開催期間までの時間が極端に限られていた中で一人でも多くの人に、という思いの強さが勝っての決断であり、無料という設定が参加へのハードルを下げたのは事実だと思いますが、この先、僕が無料の講習会を開く事はありません。それは、スポーツセーフティーに関する専門的な情報は無料で得られて当然、専門家は安全に関わる情報なのだから無報酬で広めるべきだ、という感覚が生まれてしまう事を懸念しているからです。スポーツセーフティーの促進の為には研究や設備の充実は不可欠であり、それには費用がかかります。しかし、お金の発生しない所にはお金は回ってきません。今回の講習会でも、スポーツセーフティーは慈善事業ではない、という話をさせていただき、有料の講習会への参加や、教育機関が有料の講習会へ関係者を積極的に送るよう呼びかけました。これは、スポーツセーフティーに限らず、どの分野においても同じことだと考えています。

最後に

一度の講習会開催で、僕が自分の役割を全うできたとは到底思っていません。が、この行動が多くの餅の運び屋の目に止まって、それぞれのネットワークに餅を届けるきっかけになればと願っています(有料配達で!)。

資料提供をしてくださった細川由梨氏、参加してくださった方々、告知を広めてくれた方々、裾野市民文化センターのスタッフの方々にもう一度お礼を言いたいと思います。ありがとうございました。

今後の為の反省

会議室を二つ繋げた空間において、声の通りを過信したこと。第一部を一番後ろで聞いていた家族からのアドバイスを受け、第二部ではマイクを使いました。改善は明らかで、また自分自身のエネルギーをセーブする事にもつながりました。第一部の参加者で僕の声が聞こえにくかった方がいましたら、申し訳ありませんでした。

資料の配布。提供して頂いた資料を主に使用したので、それを配布資料とすることはしませんでした。講習前後の知識を確認し、また講習の流れを掴みやすいようにと、クイズ形式のワークシートを準備しましたが、やはり要点をまとめた配布資料が欲しかった、という声を頂きました。

ターゲット聴衆が分かりやすいタイトルを、というフィードバックも頂きました。確かに、参加してくださった高齢者の参加者は非労作性の話をもっと聞きたかったでしょうし、幼稚園勤務の参加者は幼児に関する情報をもっと聞きたかったと思います。今後の参考にさせていただきます。

最初に告知した広告に掲載した問い合わせ電話番号が一桁抜けていたこと。。。アメリカの10桁番号への慣れと、少しでも早く告知をせねばという焦りが生んだミスです。気づいてくれた友人のおかげで修正する事ができましたが(ありがとう!)、今後は何かを公にする前のダブル・トリプルチェックを徹底します。

予約システムやオンラインのアンケートシステムを作る余裕がありませんでした。やはり何人集まるか蓋を開けてみないと分からない、というのは無責任だったと反省しています。ワークシートも、第二部が始まる前に家族が追加でコピーしてくれましたが、一人だったらどうなっていた事か。アンケートの集計も、ペーパーだと時間がかかってしまいます(手書きの感想やフィードバックはやはり好きですが)。


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