2011年9月23日のブログ「積み重ねてきたもの」


積み重ねてきたもの。

自分の第二の背骨のようなもの。

自分の生き様を表現するもの。

それを失うことに勝る恐怖は、そうそう無いと思う。

最近、バスケの調子がすこぶる悪い。

体調不良を押してプレイした先週の試合で情けない姿を晒した後遺症か、とにかく悪い。

自分で言うのは変だけれど、まるで別人のよう。

(と、先週ここまで書きかけて保留。この1週間でちょっと上向きに)

自分にとってバスケはスポーツを超えた意味があって、自分のプレイの質が意味すること、その影響は、バスケの範疇を超える。

スラムダンクを読んでから、つまりはバスケを始めてから16年。

「好き」に留まっていた中学3年間を除いた13年間、ただの一度も途切れることなく持ち続け、生活に反映させてきた「上手くなりたい」という気持ち。

長距離走以外では全部平均以下だった身体能力でも、トレーニングと身体の使い方を探求して、「速い」「高く跳ぶ」と言われるようになり、大学時代のチームメイトに「酷い」と形容されたジャンプシュートは、今では自分の武器の一つ。見えなかったものが見えるようになり、感じれなかった事が感じれるようになった。

プロじゃないから生活の全てをかける事はできないけれど、この13年間自分が続けてきた事には自分なりの誇りを持っているし、積み重ね、磨き続けてきた技術と感覚は、自分だけの大切な宝物。

それだけに、今までとは違う感覚の調子の悪さは、その宝物を失いかけているんじゃないかという恐怖に自分を陥れる。

歳を重ねてきて、自分の身体能力のピークを過ぎたことには気付いている。昔と同じようにトレーニングやコンディショニングをしては、同じように身体は反応しない。自分の身体との対話で築き上げてきた感覚は繊細で、少しのズレが結果に大きく現れる。それをごまかして結果につなげる能力は、自分には備わっていない。身体と感覚は、常に同じページにいなくてはならないのに、それが出来ていない気がする。

今回の不調は、自分の内から発せられた、wake up callなんだろう。きっと。

もう一度、自分を見つめなおさないと。

宝物を守るために。

守るだけじゃない。

バスケの奥の深さには、自分が探し当てられる宝物がまだまだ潜んでいるはずだから。


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