2011年7月4日のブログ「葛藤」


自分の力を上げようと上げようとする時、大きく分けて2つの考え方があると思う。 一つは、自分の得意とするもの、長所に磨きをかけること。 もう一つは、自分の苦手とするもの、短所を克服すること。 今のインターンを始めて、一日中アスリートと接する生活を2年ぶりに過ごしています。 改めて気づいたのは、やはり自分は現場の人間だということ。 自分の力が発揮できる場所だし、なにより楽しいのである。 MSUのPhDプログラムに進学したのは、文頭で書いた、後者の理由によるもの。 Master's degree(修士号)を持っているとはいえ、自分が卒業したのはEntry-level ATEP(Athletic Training Education Program)といって、ATCになるためのプログラム。 研究のバックグラウンドは無いに等しく、そして研究自体、リサーチペーパーを読むのすら好きではなかった。 けれど、長期的に自分の歩む道を考えたとき、研究の経験は将来現場で働く際に大きな力になると思い(研究の経験が無いままでは、自分の成長にストップがかかると思ったと表現してもいいかもしれない)、PhDプログラムに進学することを決意。 クラスメイトたちは、ほとんど、というか自分以外、将来は教授や研究者になろうとしている人達。 自分の苦手とする分野で、それを土俵とする人達に混ざるのは、自分で信じて決めた道とは言え、しんどい時が結構ある。 劣等感というのは大きなモチベーションにもなるけれど、やはり好んで感じたい類の感情ではない。 今、四年間のプログラムの半分を終えたところだけれど、2年後の事よりも、今後2年間の方が先は見えないといえば状況がわかりやすいかも。 そんな中で始まった、このインターン。 久しぶりの自分の土俵が、なんというか楽しくて仕方がない。 そうすると、敢えて苦境にいなくてもいいんじゃないのかって声がちらほら自分の内から聞こえてくる。 でも、冷静に考えると、2年間のMSUの現場から離れた場所で学んだ事が、今の自分と3年前の同じ場所でインターンをしていた自分と違いを生んでいる理由の一つだと気づく。 そうか、これか、と。 多分、MSUで現場から離れた場所で得られる経験のうち、現場に「直接活きる」類のものの8割は既に得たんだと思う。 仮に今プログラムを辞めても、当初の目的はほぼ達成されたと言ってもいい。 2年前の自分が現場で10年間過ごすのと、今の自分が現場でこれから10年間過ごすのでは、成長のスピードに明らかな違いがあると確信できる。 だから、学校を辞めます。 というのは冗談で、残りの2割(+学位)を得るために、楽しみは後にとっておいて、もう暫くしんどい思いをしようと思います。 きっと、残りは2割と思っている今の自分には計れないモノがある気もするし。 なんて言って、またセメスターが始まったら、同じ葛藤を抱くんだろうな。 それはそれでいいか。 迷ったときは、キツい方を選んでいく。 もう暫くはそういう生き方をしよう。 一人じゃないし。


  • TMG athletics Instagram
  • TMG athletics Facebook
  • TMG athletics Twitter

© 2018 TMG Athletics

広告