2009年3月14日のブログ「幼馴染」


昨夜、幼馴染の夢を見た。 自分には、特別な幼馴染が数人いる。 昨日の夜、自分はそのうちの1人と夢の中で一緒に遊んでいた。 彼と親しくなったのは小学校の後半だったと思う。 どうやって親しくなったのかは、あまり良く覚えていない。 背が高く、足が速く、サッカーも上手い。彼は目立つ存在だった。 年上の姉の影響で、とても大人びていて、服装から聞く音楽もまた、他とは違っていた。 小学6年生で、好きなアーティストがPrince。そんなヤツだった。 彼と親しくなったことで、自分は大きく変わったと思う。 自分の子供っぽさに、小学生ながら気づいたものだ。 中学生になり、自分はバスケ部、彼はサッカー部に所属したけれど、部活で交友関係がまとまる周囲をよそに、休みを使って自転車旅行に行ったりと、楽しく過ごした。 あれから十年以上たったけれど、今でも一緒に自転車旅行に行きたいと思う。 賛成者は少ないだろうけど。(車でいいじゃん、っていうに決まってる) 同じ高校に進学する事はできたけれど、彼は専門性の高い高校に進む事を決め、さらに彼が寮生活だったこともあって、顔を合わす機会は減った。それでも、携帯電話の無かった時代、たまに彼の寮の部屋に電話をかけたりして、近況報告をしあった。 年末に、仲のいい幼馴染達で集まってお参りに行くのは恒例行事で、これは自分が大学生になっても続くことになる。 自分が最後に彼にあったのは、アメリカに渡る前、もう4年も前になる。 最後に連絡を取ったのはいつか覚えていない。 年齢も年齢だし、結婚していたとしても驚きはしない。 自分の家から歩いて数分だった彼の家には、多分違う人が住んでいるんだろう。 家を売る予定だ、というのを聞いていた覚えがある。 自分の愛犬まるがこの世を去ったように、彼の可愛がっていた犬も、おそらく。 夢の中で、自分達は空を飛んでいた。 何に乗っていたのかは覚えていないけれど、小学生の時に自転車に二人乗りをしていた時のように、彼が前でコントロールして、自分は彼の後ろにいた気がする。 夢だったけれど、純粋に楽しかった。 向上心だとか、夢だとか、目標だとか。 そういうものが一切含まれない、純粋な楽しさが、彼と過ごした少年時代にはあった。 インターネットを使えば、彼の連絡先を探し当てる事なんて、とても簡単。 しばらく連絡をとっていない幼馴染たちとも、すぐに連絡を取れるだろう。 でも、少しの躊躇が生まれる。 それはきっと、彼らとは上に書いた、純粋な楽しさを共有したから、だという気がする。 今の自分は、決して恥じるものではないけれど、あの頃とは違う。 あの頃を思い出すと、夢や目標でさえも、「欲」のように感じてくる。 それが躊躇の原因か。 でも、やはり自分の人生を語る上で欠かせない、大切な友達。 数年連絡をとっていなくても、今何をしているのかを知らなくても、それに変わりは無い。 次に帰国した時は、皆で会えるだろうか。 連絡先を探してみようと思う。 このところずっと、現在と未来の事しか考えていなかったことに気づく。 彼や他の幼馴染の事だって、忘れていたわけではないけれど(忘れられるはずもない)久しぶりに考えた。 どうして、今、この時期に、なんのきっかけもなく彼の夢を見たんだろう。 なんとなく、わかる気もする。なんとなく。 今日は久しぶりに電車に乗った。 電車に揺られ、窓の外の景色を眺めながら、懐かしい思い出に耽った。 皆、元気にしているだろうか。 そして乗った電車は、自分の目的地とは違う終着点に自分を運んだ。


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